築100年を超える農家を蘇らせました。
新旧がクロスしたリビングと和室は料亭のような空間です。
旧農家のような建物は束石に柱が乗っているだけの簡単な構造になっているので、基本的に横からの力、風圧力や地震力に対して弱い上、施工前は柱の足元が連結されておらず、さらにその耐力が弱まり、まさにいつ足元をすくわれてもおかしくない状態でした。
今回屋根はそのまま残すという改修工事だったので、全体的な構造補強を行うまでには至りませんでしたが、とにかく、柱の足元同士を根がらみを用いて連結し、さらに、床下にコンクリートを打つことで足元を束石と結束するという方法で補強しています。